衿沢世衣子氏の漫画。装丁はいずれも木庭貴信氏+松川祐子氏(OCTAVE)。
単純に目で見るだけじゃなくて、手にとって発見できるギミックが面白くて
衿沢氏の漫画が発売されるたびにカバーをとったり角度変えたりして眺めています。
『ウイちゃんがみえるもの』(2010/講談社)
オールカラーの豪華なつくり。赤いスピンもついています。
表紙カバーのところどころ丸く抜かれていて「ウイちゃんがみえるもの」がチラ見できるようになっています。
カバーをはずすとまんまウイちゃんがみえるものの世界。
『ちづかマップ』(2010/講談社)
これはカバーがばっと外すと大学ノート風。主人公・ちづかのものと思われる落書きが……!
この本をもってちづかと同じ道順を辿る「ちづかごっこ」がやりたくなるような。
中面もところどころノート風になっています。
『シンプル ノット ローファー』(2009/太田出版)
衿沢氏の漫画の中で一番読み返してるのはこれ!
各話いろいろな女子高生が主人公となって物語が進んでいくのですが、その中でも「chapter. 7 ハイロースト」のくぐみちゃんの話が!
私もくぐみちゃんのように高校の教室で珈琲入れて飲んでみたいです。
表紙に描かれている女の子達は物語の中の登場人物。
とりわけ日常の中での話が多い衿沢氏ですが、
ちょっとしたファンタジックな部分、もしくは思い切り飛んでる部分があって
「あこがれ」感を刺激してくるのです。
衿沢氏の描く女の子はどれも魅力的。